こんばんは
園芸療法士のKiyoです
私が訪問している
2つの高齢者施設で
植えていたスイカが
少しずつ出来てきました


高齢者施設の
園芸療法ガーデンで
夏に向けて何を植えようかと
迷ったとき
私はスイカをおすすめしています
栽培が少し難しそうに
思えるかもしれませんが
実は施設での活動において
スイカはとても良い変化を
もたらしてくれます。
今回は
スイカを植えて得られる
精神的効果
身体的効果
社会的効果
について実際の現場の様子を
交えながらご紹介します。

1. 精神的効果:ワクワク感と子どもの頃の記憶
スイカをお庭に植える良さは
その成長過程がもたらす
ワクワク感です。
ツルが伸びていき
葉っぱの陰にシマ模様の
小さな実を見つけたとき
利用者様はとても喜ばれます
日に日に
大きくなっていく様子を
観察することは
お庭に足を運ぶ自然な
きっかけになります
また、スイカは
シニア世代の方々にとって
馴染みの深い植物です
「子どもの頃は
井戸水で冷やして食べた」
「畑で作っていた」
といった
昔の記憶を呼び起こすきっかけ
(回想法的な効果)にも
なります
収穫を楽しみにしたり
懐かしい記憶について
おしゃべりをすることは
精神的な安定や意欲の
向上に繋がります。

2. 身体的効果:収穫や調理を通じたリハビリ
スイカの収穫や調理には
身体を動かす要素が
自然と含まれています
畑での収穫作業では
しゃがんだり
立ち上がったりする動作や
実を傷つけないように
ハサミを入れる手先の
コントロールが必要です。

また、大きく育った
スイカには重さがあるため
持ち上げたり
一輪車で運んだりする際に
自然と筋力やバランス感覚を
使うことになります

収穫したあと
フロアに持ち帰り
切り分ける作業も
リハビリになります
硬い皮を包丁で切る
一口サイズに切り分ける
種を取り除くといった作業は
指先や腕の力をしっかり使います

「美味しいスイカを食べたい」
という目的があるため
皆さん集中して
手を動かしてくださいます。
ちなみに
スイカの白い部分(ヘタ近く)を
塩漬けするとめちゃくちゃ
おいしいですよ^ ^

3. 社会的効果:お裾分けと多世代交流
収穫物をみんなで分かち合う
というプロセスは
社会的効果を高める上で大切です
スイカはサイズが大きいため
一人で食べるのではなく
必ず誰かと共有することになります。
フロアの皆さんで
「とれたては美味しいね」と
言い合いながら食べる時間は
利用者様同士やスタッフとの
自然なコミュニケーションを
生み出します
さらに
今回は施設内にある
託児所の子どもたちにも
スイカをお裾分けしました

大きなスイカを見て喜ぶ
子どもたちの様子を見ることは
入居者さんや利用者さんにとって
「自分たちが育てたものが
誰かに喜ばれた」という達成感や
やりがいに繋がります
植物を介して多世代が繋がり
交流が生まれることは
スイカならではの社会的効果です。
去年は55個収穫。今年への期待
実は昨年こちらのガーデンでは
4株のスイカを植えたのですが
最終的に55個ものスイカを
収穫することができました

これだけの数が採れると
施設全体がとても
賑やかになります
さて
今年は何株できるかな?と
現在の生育状況を見守りながら
利用者様と一緒に楽しみに
しているところです。
見た目のワクワク感
五感を刺激する力
そして
周囲との繋がりを作る力など
スイカは、高齢者施設での
園芸療法プログラムに
とてもおすすめできる植物です
来年はぜひスイカを植えて
楽しんでみてくださいね^_^


コメント