園芸療法ガーデンに「切り花になるお花」をたくさん植える理由

こんばんは
園芸療法士のKiyoです


私の訪問先の
園芸療法ガーデンでは
一年を通じて


「切り花にして楽しめるお花」
を意識してたくさん
植えています。


一般の家庭菜園や
観賞用の花壇であれば


お庭でお花が
きれいに咲いている状態を
長く楽しむことが
多いかもしれません


しかし
園芸療法の現場においては
お庭で咲かせたお花を
「摘んで室内に持ち帰る」
というプロセスに
とても大切な意味があります

目次

外に出られない方ともガーデンの恵みを共有できる

施設に入所されている
利用者様の中には


体調やその日の天候によって
定期的にお庭(屋外)へ
出ることが難しい方も
いらっしゃいます。


そんなとき
ガーデンで健やかに育った
お花をたくさん摘んで
室内に持ち込むことで


外に出られない方にも
季節の移り変わりや
お庭の空気感を感じて
いただくことができます


鮮やかな色のお花が
室内にやってくるだけで
フロアの雰囲気が
少し明るくなります


「今日はお庭で
これが咲いていましたよ」
とお渡しすると
そこから自然と会話が生まれます


屋外と室内を繋ぐツールとして
切り花は非常に優秀です。

「生ける」「飾る」というなじみのある役割

摘んできたお花は
バケツなどに入れて
フロアに持ち帰り

利用者様と一緒に
水揚げをしたり
花瓶に生けたりする活動へと
繋げます。

特に女性の利用者様にとって
お花を飾る、生けるという行為は
昔から日常生活の中で
なじみのある動作であることが
多いです


お花の長さを考えてハサミで切る
バランスを見て花瓶に挿す
といった作業は
指先の細かなリハビリに
なるだけでなく


「自分の手で
空間を美しく整える」
という主体的な活動になります


きれいに生けられたお花を
食堂や受付など
みんなの目にとまる場所に
飾ることで


「これ、私が生けたのよ」
「お庭で採れたお花なんだってね」


と、施設内での役割や他の方との
交流のきっかけにもなっています

次の活動の素材として活かす

切り花として
飾って楽しんだ後も
植物の活用は終わりません


綺麗に咲いたお花の一部は
飾るだけでなく
ドライフラワーにして
残しておくこともあります。


乾燥させて
ストックしておくことで
秋や冬など、お庭にお花が
少なくなる季節のクラフト活動
(ポプリやフラワーアレンジなど)の
素材として再利用することができます


このように
育てる」→「収穫する(摘む)」→
「生ける」→「加工する」
という
一連のサイクルを無理なく回せるのが
切り花になる植物の大きなメリットです

ガーデンと室内を繋ぐ仕組みづくり

日々、園芸療法のプログラムを
組み立てる中で、私は
「お庭の中だけで
完結させないこと」

を意識しています。


そのためには
ガーデンを計画する段階から
「どの時期に
どんな切り花が収穫できるか」

を設計しておくことが大切です


事前の準備に追われることなく
目の前にある豊かな植物を
そのまま活動の素材として
活用できるようになります


現在も訪問先の
園芸療法ガーデンでは次々と
お花が咲いており
日々の訪問時の活動を
支えてくれています


これから園芸療法を
行ってみたいと考えている方や
施設の菜園を担当されている方は



ぜひ「切り花にできる品種」を
多めに植えることを
意識してみてください


お庭の楽しみ方が
室内へと大きく広がっていきます

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次