園芸療法のプロは知っている!利用者さんの「思わず心と体が動く」仕組みについて

ブログ管理者の 西野清子とは・・・

「ただの癒やし」という
園芸の常識をぶち破り

人生の転換期に立ち止まる女性が自らの足で再び誇らしく歩き出す 「自立の設計図」を描くことをビジョンに

予防的園芸療法と戦略を
融合させたhanatripオリジナルメソッドをアカデミーで展開し

趣味を「一生モノの仕事」
へと昇華させ、子育てが終了した
50代女性の第二の人生を
再出発させる

「園芸療法・人生再起動ナビゲーター」
です!

2026年5月23日 
vol.23 今日もいってみよう!

・・・・・・・・・・・・

目次

私の顔を見れば「園芸」と結びつく

今日もクライアント先に
園芸療法の訪問に伺いました。

施設玄関の寄せ植えは今が満開です

いよいよ早春から
仕込んでいた植物たちが
この時期に一気に


「活用できる」主役として
次々と芽を出し
開花してくれています。


利用者のみなさんも
日々窓の外の庭を眺めながら


私の訪問を今か今かと
待ってくださっています。
本当にありがたいことです。


今日は到着してすぐに
いつも施設内に
お花を飾ってくださる
MさまとKさまと一緒に


ガーデンに出て
切り花になる植物を
収穫しました。

お花大好きのM様とK様

もう、このお二人は
私の姿を見るなり
「今日は何するん!?」
笑顔で駆け寄ってきて
くださいます( ◠‿◠ )

二人でパチリ☆


そして
お二人と花瓶に
お花を活け終わった後は
中庭に移動して
夏野菜(きゅうり、トウガラシ)の
植え付けです。



ここからは
スタッフさん1名と
利用者さん3名の方が
外に出てきてくださいました。


すると
中庭に出てこられるなり
私がまだ
「今日やる作業」について
何もお伝えしていないのに


みなさん自然と腰を曲げて
地面の雑草を
取り始められたんです。

めちゃくちゃ作業が早い!

私、まだ
何も言ってないのに……(笑)


それだけではありません。
その横にあった
スナップエンドウを
今度は勝手に
収穫し始められました。


私、まだ
何も言ってないのに……(笑)

「ちょっとーー!
みんな勝手にやってるし!
早っ!
もう作業終わってるしっ(笑)!」



もう、私は大爆笑でした(笑)


そして
スナップエンドウが
全部収穫できたら


今度は



「もう花が咲いとらんし
終わりだから抜くよーー!」



と言って勝手に株を
引っこ抜き出しました。


私、ここまで一切
指示を出していません(爆)


もう
おかしくておかしくて
めちゃめちゃ楽しい
時間でした。


あ、楽しんでいたのは
主に私の方です(笑)


そして
利用者さん3人は
めちゃめちゃドヤ顔で
満足そうに室内に
帰られました。

指示をしない。これこそがパーフェクトな園芸療法

実はこれ
園芸療法としては
100点満点
パーフェクトな時間

だったわけです。


私があれやこれやと
「次はこれをしてください」
と指示をしなくても


利用者さんが
自分の意志で勝手に
始めてくださる。


これは、利用者さんが

「能動的(主体的)に
動かれた」という
何よりの証拠なんです



目の前の雑草を見て
「ここに雑草があったら
新しく植える夏野菜に
栄養がいかなくなるから
取っておこう」



スナップエンドウを見て
「これをこのまま放置しておいたら
ぷくぷくに大きくなりすぎて
固くなって食べられんくなる。
だから今すぐ収穫して

食べよう」



そんな風に
ご自身の頭のなかで
自然と考えが浮かび
私が指示を出す前に
体が動き出したのです。


もちろん
少し見切り発車な
ところもあるので


段差での
転倒リスクなどには
プロとして私が
陰でしっかりと目を
見張っています。


そこをカバーしつつ
みなさんの
「やりたい!」という
衝動を絶対に
止めないことが大切です。

「お教室」を園芸療法と呼ぶのは、もう終わりにしませんか

スクールを運営していると
園芸療法というものを
いまだに勘違いしている方が
大変多いなと痛感します。


よくある日本の
園芸療法の現場では
机の上に「苔玉」や「リース」
「押し花」のハガキの材料が
並べられます。


利用者さんは全員
机の前に座らされ
そこには同じ材料が
同じ分量で置かれ


制限時間の中で
みんな同じ順序で
作品作りを始めます。


要するに
「見本と同じものを
きれいに作らされる」のです。



そこには大爆笑できるような
ハプニングもなければ
自分で考える場面もありません。


完成品が見本通りにできるように
実践者から細かく指導をされる
(これ、本当にめちゃくちゃ
多いです。私は大嫌いです。
自分の好きなように作らせろ!
って思います)


そして出来上がりを見渡すと
みんなほぼ一緒の作品……


しょーもなー……。


と私は思ってしまいます。


でも、これが今の日本で
「園芸療法」と言われる時間に
行われているもののリアルです。


私は、こんな
カルチャースクールの
お教室のような時間を
園芸療法とは絶対に

言いません!



というか、これは
材料さえ買ってくれば
わざわざ園芸療法士が
やらなくても


植物好きな介護スタッフさんや
ボランティアさんでも十分に
できる内容です。


こんなプログラムをやって
「私は園芸療法士です」って
言っていることが


私は同じプロとして
恥ずかしいとさえ
思ってしまいます。

プロの園芸療法士の、本当の仕事

じゃあ
プロの園芸療法士の仕事って
一体なんなのか。


プロであれば
朝に現場に到着したら
すぐガーデンの植物の状態を見て
その場で
「よし、今日はこれをやろう」と
その日のプログラムを
パパッと組み立てます。


準備物、作業工程
タイムスケジュール
そして安全の確保を
10時半くらいまでには
頭のなかで全て
計算し尽くしておく。


そして
そのプログラムを実行します。


そして、ここからが
一番大事なところです。


「利用者さんの気持ちを
第一優先にして
自分の考えで動いて
もらうこと」


それを
私たちが後ろから
そっとサポートする。


つまり
私たち園芸療法士の
本当の仕事は

「援助」と「安全確保」
なんです。
(利用者さんを絶対に転倒
させない事、
認知症の方の異食に目を見張る事!)


クラフト作りや
工作のネタを
たくさん持っているのが
園芸療法士ではありません。


ここを
勘違いしている人が
ほとんどです。


あとは、

現場での「話術」と
人に好かれる「人格」



絶対に上から目線で
話さないこと。


利用者さんへの敬意を持たずに
ただ「教える先生」として
接してしまうから


心の距離が縮まらないし
相手の自主性が
引き出せないのです。


利用者さんに植物を通じて
心も体も元気になってもらいたい
笑顔の質を変えたいと
思うのであれば


まずは相手の
「自主性」を
どこまでも尊重する

ことです。


これを肝に銘じて
活動しているかどうかで
現場で生まれる利用者さんの
輝きは全く変わってきます。


「ただのお教室ではなく
目の前の人の心が
本当に動く園芸療法を

実践したい」


「自分の持っている

植物の知識をどうやって
社会に役立つ仕事に
変えていけばいいか

分からない」


そのような思いの方は、
ぜひ、現役園芸療法士の
「熱血」を感じに来て

くださいね!

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