こんばんは
園芸療法士のKiyoです
今日、訪問先の施設で
園芸療法を行っていたとき
面会に来られていたご家族と
入居されているお父様の会話が
ふと耳に入ってきました
「お父さん、どうかこのまま
しっかりしとくんよ!
何かお仕事をさせて
もらいなさいね!
しっかりね!」
と、今以上に認知機能や
身体機能が落ちてしまわないか
心配でたまらない
ご家族の心からの
叫びのようなお言葉でした
それを
耳にしてしまった私は
「完全に私の父への想いと
同じだ…」
と、痛いほど
このご家族のお気持ちが
分かりました
施設にいる私の父に対しても
家族として
「どうか少しでも
刺激を与えてやってほしい」
「どうか気力を
失わないでほしい」
と願うことしか
できないからです
でも、この時の私は
「施設側の人間」
でもありました
日頃からこちらの
施設だけではなく
他の施設でも
フロアで
ただ座らされているだけの
入居者さんたちの姿を
よく見ることがあります
そしてその後に
フロアに行くと
私にいつも
気安く接してくださる
ある入居者さんから
「本当に
毎日が面白くないし
何の希望も持てない
西野さん
どうにかしてほしい」
と、懇願されました
私は
なんと言っていいものやら
胸が張り裂けそうでした
けれど
私はあくまで外部の人間です
その場の生活全般を
変えてあげることなんて
私にはできないのです
できることといえば
週に2回訪問して
園芸療法の時間の中で
皆さんと楽しい活動を
届けることくらいです
「親にしっかりしていてほしい」
と願う家族の切実な想い
「毎日が退屈で希望がない」
と訴える入居者さんの気持ち
そして、施設側の内情
スタッフさんだって
余暇をもっと充実させて
あげたいはずなのに
人手不足と日々の業務に追われ
そこまで手が回らないのが
現実です
誰も悪くない
でも、だからといって
「しょうがない」で
済ませていたら
日本の介護施設は本当に
生きる希望のない場所に
なってしまいます
本当にもどかしく
自分の無力さを
突きつけられたような
一日でした
ですが、今日行った
「ウォールガーデンセラピー
・花パズル」の時間に
確かな希望の光も
見えました

参加してくださった
女性お二人は
初対面同士でしたが
目の前にお花を広げた瞬間
あっという間に
昔からの知り合いのように
お話をしながら
手を動かしてくださいました



男性の方も
真剣な表情でお花を選び
集中して指先を
動かしておられました


完成した華やかな壁掛けを
玄関に飾ったときの
お二人の誇らしげな笑顔( ◠‿◠ )
お花がもたらす
日々の張り合いの力を
改めて実感した瞬間でした

「じゃあ施設にいる
父を持つ娘として
園芸療法士として
私に何ができるんだろう?」
私が訪問できるのは
一週間のうち2日の
数時間だけです
私がいない残りの時間
外に出られない日
そしてスタッフさんが
忙しくて手が離せない時
入居者さんは
どう過ごせばいいのか
だからこそ、私は
「ウォールガーデンセラピー
・花パズル」を
本気で世に出さなければ
いけないと強く確信しました
土も水も使わない
花パズルなら
多忙なスタッフさんの
手を煩わせることなく
ベッドサイドや
フロアでいつでも安全に
五感を刺激できます
指先を動かすことが
リハビリになり
退屈だった毎日に
「自分で作品を作る」
という生きがいと
希望が生まれます
そして何より
面会に来られたご家族が
お部屋に飾られた
華やかな花パズルを
見たとき
「お父さん
こんな素敵なことを
させてもらっているんだね」
と、胸を痛めていた
ご家族の罪悪感を
少しでも「安心」に
変えてあげられる
これこそが
私が花パズルを世に出す
本当の理由です
お年寄りの退屈を
救うだけでなく
多忙な現場を助け
親を想うご家族の心を
救いたい
現場の限界も
預ける家族の
切ない痛みも知った
今の私だからこそ
できることがあります
私はこの花パズルを
全国のたくさんの
入居者さんや
そのご家族さんに
届けていきます!

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